周防大島高齢者モデル居住圏構想は平成10年3月、高齢化率が40%を越え、山口県内はもとより全国的にも高齢化が進んだ周防大島において、21世紀を先取りした魅力ある先進的な地域づくりを進めながら、若者から高齢者までが共に安心して暮らせる「高齢者モデル居住圏」の形成を目指して策定されました。
「島づくり構想策定の背景」
周防大島は、高齢化率が44%(平成17年12月末現在)を超え、山口県内はもとより全国的にみても高齢化の進行が著しい地域です。
これまでは、第一次産業(漁業、みかん栽培等)への高い就業率と「自立」、「生涯現役」の考え方の定着や高齢者の見守りなど地域の支え合いによるきめ細かな取組などによって、高齢化の進む地域社会を支えてきましたが、人口の減少や高齢化が更に進み、介護を必要とする高齢者が増えたり、農漁業等の担い手が減少したりすると、これまでのように地域を支えられなくなることが心配されます。
そこで、高齢者の考え方や生活を中心に健康や介護の問題から、コミュニティ、生活基盤、産業の問題まで総合的な地域のあり方を考え、一人一人が島づくりの主役となって活躍し、子どもから高齢者までが共に安心して暮らせる「高齢者モデル居住圏」の形成に取り組んでいます。
この構想は「平成22年(西暦2010年)」を目標年としています。
これは、山口県の長期展望である「やまぐち未来デザイン21」の目標年と同じであり、この計画との整合性が図れるものとしています。
構想策定から平成16年度までの取組み
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政策企画課地域振興班 TEL 0820-74-1007