 | 東和・西方の服部屋敷は、神社・仏閣を造ることで名高い地元長州大工の代表作であり、明治18年に建築され、平成6年現在の地に移築復元された。仕口や継ぎ手など細工の一つひとつに、当時の伝統的工法の高度な技術が見受けられる。 服部家は幕末の在郷士族で農業のほか酒屋、網元、廻漕業など手広く行い、名主・村長職など島末の中核を担っていた。服部家の人々の暮らしだけの民家でなく、島内外の来訪者を考慮した大きな屋敷構えとなっている。
[町指定文化財]
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所在地:周防大島町西方
(大畠駅からバス41分、長崎下車 徒歩1分 普通車可)