 | 東和・内入、元正寺墓地に慶長九年塔(1604年、村上武吉公)、その背後に慶長十二年塔(武吉夫人)が建っている。 村上氏は今治沖の島々で活躍した水軍の家であった。それが武吉の時、毛利氏に味方し厳島合戦に大勝してから、大きく勢力を伸ばした。ところが関が原の戦いの時、武吉の子元吉が三津浜で戦死し、周防大島に渡ってきた。村上武吉は慶長六年(1601年)和田に住みつき、三年後この世を去った。その墓と夫人の墓がこれらの宝篋印塔である。 町内の同式の宝篋印塔では最大、かつ最も美しいといわれている。
[町指定文化財]
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所在地:周防大島町内入
(大畠駅からバス57分、内入下車 徒歩5分 普通車近くまで可)