立岩、巌門、帯石、岩屋は、4つの奇岩をお参りして幸せを願う四岩合わせ奇岩(仕合わせ祈願)として信仰されています。それぞれの岩には観音様や権現様がまつられています。
立岩
海岸にそそり立つ高さ40mの安山岩で馬頭観音がまつられています。海岸は立岩海水浴場として整備されています。
巌門
海水の浸食によってくりぬかれ穴となり、岩の門のようになっています。巌門の背後の山には十一面観音をまつる龍崎観音堂があります。
帯石
帯石観音堂の横に、南無阿弥陀仏と掘られた巨石があります。この石の周りに帯を巻いたような筋があり帯石と呼ばれています。妊婦の岩田帯にちなんで安産祈願で名高い観音様です。
岩屋
嵩山中腹にある洞窟の岩屋では、正月三が日にもちを焼いて食べて無病息災を祈ります。巨大な岩を大杉が囲む昼なお暗い洞窟には、虚空蔵菩薩と山王権現が同時にまつられています。
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