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日本ハワイ移民資料館
大島に息づくハワイとの友好の絆が、世界との交流へ
日本初の海外移民が行われたのは明治十八年。九百四十四名の第一回官約移民のうち、約3割は大島郡の人たちでした。以来、大正十二年に移民禁止となるまでに海外へ移住した日本人は百万人を超え、大島からもたくさんの人が海を渡り、その孫たちは五世・六世に及んでいます。
周防大島町とハワイを結ぶ絆の深さは、日本初のハワイ資料館にも表れています。この資料館には、移民の歴史から現在行われているハワイとの交流までを知ることができる、貴重な資料がたくさんそろっています。
移民生活者が持ち帰った生活文化と、伝統的な和風生活文化が融合した貴重な住宅として、福元長右衛門邸は令和4年2月17日、国の登録有形文化財(建造物)となりました。
移民たちの労働と生活コーナー
移民たちの労働や生活の様子を、写真やその道具などから知ることができるコーナーです。
夢を抱いて渡っていった移民たちの苦労や、自分たちの生活を確立していく様子などを肌で感じ取ることができます。
官約移民歴史コーナー
日本訪問時のハワイ国王カラカウア王の写真などが展示してあります。
カラカウア王は明治十四年に、日本の土を踏む最初の外国元首として歓待されました。
「ハワイ日本人移民の父」として親しまれ、明治十八年にはワイキキ・ゲイトウェイ公園に銅像が建立されています。
シアタールーム
移民たちの当時の様子、現在の交流の様子などを、フィルムで見ることができるコーナーです。雰囲気のある部屋で見るフィルムは、当時にタイムスリップしたかのような錯覚にとらわれます。
開館時間 | 9時30分~16時30分 |
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休館日 | 月曜日(月曜日が祝日の時はその翌日)・12月29日~1月3日 |
入館料 | 大人 400円 (団体 20名以上 320円) 小人(小・中学生) 200円 (団体 20名以上 160円) |