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核兵器廃絶平和のまち宣言
周防大島町においても非核平和の誓いは、後世に引き継いでいかなければならない大切な理念であり、核兵器の怖さや平和の尊さを再認識し、平和維持の重要性についての意識啓発を推進することを目的として、平成20年4月に「核兵器廃絶平和のまち宣言」を制定し、町議会においても平成19年12月に「非核平和都市宣言」に関する決議が採択されています。
核兵器廃絶平和のまち宣言
世界の恒久平和と安全は、人類共通の願いである。
人類史上初めて広島・長崎に原爆が投下された核被爆国民として、核兵器の恐ろしさ、被爆者の今なお続く苦しみをかみしめ、悲惨な戦争体験を風化させることなく、後世に語り継ぎ、二度と戦争を引き起こさないよう、生命と平和の尊さを訴えるものである。
ここに、周防大島町は、日本国憲法の平和精神に基づき、非核三原則の遵守を求め、「核兵器廃絶・平和自治体」であることを宣言する。
平成20年4月1日
周防大島町
「非核平和都市宣言」に関する決議
核兵器を廃絶し、恒久平和を実現することは、周防大島町民の心からの希求である。また、我が国は、世界唯一の被爆国として、広島・長崎の惨禍を繰り返さないため、国民世論の同意のもとに「非核三原則」を国是としてきたところである。
しかしながら、地球上では地域紛争やテロの頻発など、人間の生命の尊厳を踏みにじる行為が繰り返され、また、核の小型化が進み、世界の平和と人類の生存に深刻な脅威をもたらしていることは、全人類のひとしく憂えるところである。
私たち周防大島町議会は、真の恒久平和を求めるために、非核三原則の完全実施を願うとともに、核兵器廃絶を訴え、ここに「非核平和都市宣言」をするものである。 以上、決議する。
平成19年12月21日
周防大島町議会