財務書類4表の公表について

　周防大島町は平成20年度決算より、町の財政状況を町民の皆様により詳しく知っていただくため、総務省が示した新地方公会計制度(総務省方式改訂モデル)に基づく財務書類(普通会計財務書類4表、連結ベース財務書類4表)を公表してきました。
　これまでの地方公共団体の公会計制度は、その年にどのような収入があり、それをどのように使ったかといった現金の動きがわかりやすい反面、町が整備してきた資産や借入金などの負債にかかるストック情報、行政サービス提供のために発生したコスト情報の不足といった弱点がありました。そこで企業会計的な手法を取り入れ、従来の弱点を補う形にしたものが新地方公会計制度の財務書類4表(1.貸借対照表、2.行政コスト計算書、3.純資産変動計算書、4.資金収支計算書)です。
　また、町では一般会計で行っている事業以外にも、特別会計事業や町立病院事業など、町民の皆様に密接な関わりを持つ事業を行っています。他にも一部事務組合や公益法人等の関係団体と連携して行う事業もあります。
　このように町の財政は一般会計のみで成り立っているわけではないため、特別会計や町が一定割合以上を出資している関係法人等まですべてを対象とした連結財務書類4表を作成しました。これにより、今まで以上に透明性の高い財務情報を町民の皆様に公表することができます。
　又、平成28年度決算より従前採用していた「総務省方式改訂モデル」から「統一的な基準」へと作成方式を変更し公表します。