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夏季の省エネ対策2025 ~ゼロカーボンシティへ、快適に賢くエコな夏を~
1. はじめに
今年の夏も、厳しい暑さが予想されます。地球温暖化は、私たちの暮らしや豊かな自然に大きな影響を与えています。
周防大島町は、持続可能な社会の実現を目指し、2050年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロにする「周防大島町ゼロカーボンシティ宣言」を表明しています。
この宣言は、単なる目標ではなく、未来の子どもたちに美しい周防大島町を残していくための、私たちの強い決意です。この夏、みなさま一人ひとりの省エネの取り組みが、その実現に向けた大きな一歩となります。
快適性を保ちながら、無理なく省エネに取り組むことは、電力の安定供給や家計の負担軽減だけでなく、ゼロカーボンシティ実現への大切なアクションです。このページでは、ご家庭で今日から実践できる省エネのヒントをご紹介します。小さな工夫の積み重ねが、やがて大きな力となります。
ぜひ、この夏の省エネに、ご協力をお願いします。
2. 家庭でできる省エネの工夫
2-1.エアコンの効果的な使い方
- 設定温度の目安:室温28℃を目安に、体調に合わせて無理のない範囲で調整しましょう。
- 扇風機やサーキュレーターとの併用:エアコンと併用することで、室内の空気を効率よく循環させ、体感温度を下げることができます。設定温度を1℃上げても快適に過ごせる場合があります。
- フィルターのこまめな清掃:2週間に1度が目安です。フィルターが汚れていると、冷暖房効果が低下し、無駄な電力を使ってしまいます。定期的にお手入れをして、効率アップを目指しましょう。
- 室外機の周辺整理:室外機の吹き出し口を塞がないようにし、周りに物を置かないようにしましょう。直射日光が当たる場合は、すだれなどで影を作るのも効果的です。
- 「切」タイマーの活用:就寝時などに活用し、消し忘れを防ぐことで、無駄な電力消費を抑えられます。
- 日中の日差し対策:すだれ、グリーンカーテン、遮光カーテンなどを活用し、窓から入る日差しを遮ることで、室温の上昇を大幅に抑えられます。
2-2.冷蔵庫の省エネ術
- 設定温度の確認:夏場でも「強」ではなく「中」に切り替えるなど、必要以上に冷やしすぎないようにしましょう。
- 詰め込みすぎに注意:冷蔵庫に食品を詰め込みすぎると、冷気の循環が悪くなり、電気代がかかります。適度なゆとりを持たせましょう。
- 開閉時間の短縮:必要なものを素早く取り出すことを心がけ、扉の開閉時間を短くしましょう。
- 熱いものは冷ましてから入れる:熱いものをそのまま入れると、庫内の温度が上がり、余計な電力を消費します。
2-3.照明の省エネ術
- 不要な照明は消す:誰もいない部屋の照明はこまめに消しましょう。
- LED照明への切り替え:蛍光灯や白熱電球と比べて、消費電力が大幅に少なく、長寿命なLED照明への切り替えを検討しましょう。
- 昼間の自然光活用:日中はカーテンを開け、窓からの自然光を最大限に活用し、照明の使用時間を減らしましょう。
2-4.その他家電製品の省エネ術
- テレビ:画面の明るさを調整したり、見ていない時は消したりするなど、使い方を見直しましょう。主電源を切るのも有効です。
- パソコン:省電力設定を有効にし、長時間使わない時はスリープモードやシャットダウンを活用しましょう。
- 待機電力の削減:使っていない家電製品のプラグを抜いたり、スイッチ付きの省エネタップを活用したりすることで、意外と多い待機電力をカットできます。
2-5.ライフスタイルの工夫
- クールビズの実践:軽装で過ごす「クールビズ」を実践し、エアコンの設定温度を無理なく上げられるようにしましょう。
- 打ち水:夕方など涼しくなる時間帯に、玄関先や庭に打ち水をすることで、気化熱により周囲の温度を下げることができます。
- 入浴方法の工夫:暑い時期はシャワーで済ませる時間を短くしたり、湯船に浸かる回数を減らしたりするのも省エネにつながります。
- 夕食やテイクアウトの活用:調理による室温上昇を抑えることができます。
- 公共施設の利用:町内の図書館や公民館など、冷房の効いた公共施設を「クーリングシェルター」として活用し、家庭の電力消費を抑えましょう
3. 補助金情報
- 住宅省エネ2025キャンペーン<外部リンク>
4. 参考情報
5. さいごに
周防大島町は、豊かな自然と歴史、そして温かい人々が育む美しい島です。私たちはこの美しい島を、次世代に引き継いでいく責任があります。
この夏、みなさま一人ひとりができることから省エネに取り組むことが、ゼロカーボンシティ実現への大きな力となります。
小さな工夫の積み重ねが、未来を創ります。ご理解とご協力をお願いします。